天文学のイベントで子どもの可能性を知る

日本最大の天文学のイベント「胎内星まつり2023」に毎年ブース出展しています。
私はアマチュア天文家であり、天文台にも納入されている天体観測ソフトの開発者でもあります。
毎年家族で行くのですが、今年は小3の娘にブースでの仕事をしてもらいました。
いかに指導しないでハンドリングできるか。
手取り足取りやってしまうとやらされ感が出てしまうのです。

胎内星まつり2023b

与えた役割は、訪問してきたお客さんに天体観測ソフトの使い方を教えること。
デモンストレーター業務です。
天体観測は暗闇で行うため、
ソフトウェアは子どもでも操作できるほどシンプル操作にしなければなりません。
ということは、子どもでも遊べるのです。
親子のお客さんが来たときがデモンストレーション業務のスタートです。

胎内星まつり2023c

できてる!
ほとんど指導してないのにできてます。
本人が楽しいと思う使い方を教えてあげればいいだけなので、
考えてみれば単純なことなんですよね。
大人があれこれやっちゃうから子どもはやる気をなくすのです。
つまり、大人が邪魔しなければいいのです。

胎内星まつり2023d

「パパ、チラシちょうだい!」
「そこにあるでしょ」
「ないよ!」
「何でないの?」
「もう配っちゃった!だからもっとちょうだい!」

なに~~~!?
私の知らないうちに出張して勝手にチラシ配布していたようです。
2日分のチラシがなくなりました。
こりゃまいった。

子ども社会塾で子どもたちの自主性や行動力のすごさは分かってます。
いつも教室で見てます。
だけど、まさか自分の子もそこまでやれるとは想定外でした。
考えてみれば当たり前なんですよね、同じ子どもですから。
子ども社会塾の教室でやっているように、
手取り足取り教えない、という方法がよかっただけなのです。