戦争報道から考える子どもに伝えること

戦争が始まってしまいました。

ところで、

なぜロシアはウクライナに侵攻したのでしょうか?

「え~と・・・それは・・・」

答えられますか?

たぶん答えられないと思います。

気付いていただきたいのはそこです!

なぜ答えられないのか?

それは、ニュースがそこに触れないので知りようがないのです。

これを読んでいるアナタが無知ではないのです。

知らされてないんですよ。

テレビを見てても、片っぽ側の情報しか入ってこないのです。

「いや、私は分かりますよ。プーチンが気がくるってやっちまったんですよ!」

ちょっと待ってください・・・

大国の大統領が気分と勢いで戦争を始めるワケないですよね。

必ずそこには複雑な事情があるはず、と考えてみるのです。

そこで実際にもう片方の事情を調べてみました。

ミンスク合意、クリミア半島、ソ連崩壊、ナチズム・・・

あ~~、もうムリ・・・

私は自分の無知さ加減を突きつけられることとなりました。

ぜんっぜん分かりません!

でも、

一般人では理解できないような複雑な事情があること、

少なくともそれは分かりました。

大事なこと。

それは、両側を見ようとする姿勢です。

何でもそうです。

こうだ、と言われたら、その反対側も知ろうとする姿勢です。

塾生たちにはこの姿勢を教えています。

「で、この戦争のもう片っぽってなんですか?」

と、何人かの塾生からツッコミが入りました。

私はキッパリと答えました。

「先生、今調べてるけどさぁ、さっぱり分かんないんだよ」

そこは正直な大人でいたいです。